ドコモ口座を通じて不正な預金の引き出し事件があいつぎました。
このドコモ口座事件とは、いったい何なのか?
ドコモユーザー以外には、被害はないのか?
犯罪者は、なぜドコモ口座を選んだのか?
この辺りをご紹介させて頂きます。
目次
ドコモ口座とは何か?

まず、ドコモ口座についてご説明いたします。

「誰でも、簡単に解説することができる!」とうたわれています。
言い換えれば、犯罪者でも簡単に作ることが出来るという口座です。
このドコモ口座は、登録した銀行からの入金が可能になります。
つまり「バーチャルなお財布」と呼んでいるのは、
気軽に、銀行からお金を送金できるというサービスだからですね。
大きな特徴は、口座開設に、本人確認が不要という点です。
これが、そもそもの問題ではないのかと、かなり批判されています。
普通は、2段階認証によって、本人確認のために、
自身の持っている携帯に、パスワードが送られてきて、
それを本人確認のために、入力をしますよね。
これが、ドコモ口座はないんです。。
ドコモ口座事件とは何か?
つまり、ドコモ口座事件とは、
第三者である犯罪者が、簡単にドコモ口座を作成する。
そして、誰かの銀行口座を登録してしまい、
不正に、預金を引き出してしまうというものになります。
(口座番号、口座名義、暗証番号を盗まれたことが前提)
通常、銀行間の送金を不正に行えば、すぐに、
足がついてしまうので、銀行から銀行への不正送金は、
バレてしまう訳ですね。
ところが、ドコモ口座を経由すると、
本人確認が不要なために、犯罪者の足がつきにくいと。
こういうことになってしまうんですね。
さらに、ドコモ口座は、複数作成が可能となりますので、
何個も口座を開設することで、誰かの銀行口座から、
少額で、不正取引を何度も行うことで、
気づかれにくいということもあるのだとか。
犯罪者も常に、犯罪を研究しているのでしょうが、
何ともサービスの穴をついた事件と言えるでしょう。
ドコモユーザー以外は、被害はないか?
では、自身が、ドコモユーザーでなければ、問題ないのか?
という疑問も当然わいてくると思いますが、どうなのでしょうか?
結論としては、ドコモユーザー以外でも被害は出ています。
理由は、ドコモ口座を作っていない場合でも、
犯罪者が、勝手にドコモ口座を作成し、
銀行情報と紐づけして、不正送金を行ってしまうからです。
犯罪者は、なぜドコモ口座を選んだか?
ここまでお読み頂いた方には、ご理解いただけたかと思いますが、
犯罪者側がこのドコモ口座に狙いを定めたのは、
「足のつきにくいサービス」
だからですね。
被害の補填は?
ツイッターには、去年の段階では、全額補償にはならなかったとの情報も。
このあたりは、何とか対応して欲しいものです。
ドコモ口座事件が自分に関係ないと思ってる人へ pic.twitter.com/cK0MZ7HrV9
— 野田草履P (@nodasori2525) September 9, 2020
まとめ
ドコモ口座事件についてご紹介をいたしました。
自身は、関係ないかなと思っている方も、十分な注意が必要です。
一度、銀行口座の確認を行った方がよさそうですね。
最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました。