新型コロナ感染が全国で増えています。
いざ自分や家族が感染したら?
何をすべきかを調べている方も、
いらっしゃるかも知れません。
もしも自分や家族が掛かってしまったら、
どうすべきかをまとめてご紹介しています。
(厚労省のホームページをご参照下さい。)
コロナ感染かも?と思ったら
もしも、ご自身や家族が感染の疑いがあるなら、
「いきなり病院の受診はしない」
という点は改めて、押さえておきましょう。
■診療可能な医療機関でないと、
検査・治療できない。
(各都道府県で指定)
■他の患者さんに
うつす可能性がある。
■他の患者さんから
うつされる可能性がある。
上記の理由があるからです。
まずは電話で問い合わせ【窓口はどこ?】
すぐにでも見て欲しいという、
方もいると思いますが、
専門の医療機関でないと診れず、
うつすリスクうつされるリスクもあり、
まずは『電話相談が第一』となります。
その際に考えることは、
『どんな症状で電話すべきか』と思いますが、
厚労省では相談や受診の目安を、
下記に該当する場合としています。
・ 風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合
(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様。)
・ 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方
その際の問い合わせ先は、下記となります。
■第一に最寄りのかかりつけ医
■第二に都道府県毎の相談センター
基本は、かかりつけ医に電話をし、
かかりつけ医がいない方や、
かかりつけ医が休診・夜間の場合は、
各都道府県の相談センターに、
電話をします。
やはり、各相談センターの窓口も、
人が対応をされるので、
問い合わせが殺到すると、
繋がりにくくなってしまいます。
そのため、第一に、
『かかりつけ医』に、
電話することが勧められています。
かかりつけ医や相談センターから、
『受診すべきか』の指示を受け、
コロナ疑いである場合には、
コロナ外来をされている医療機関の受診や、
検査センターの受診をすることになります。
発熱症状等はないけど不安な場合の窓口は?
発熱がない場合や、
症状はないけれど、不安な方は、
一般的なコロナに関する相談窓口を、
各都道府県で設置しています。
厚労省も相談窓口を設置していますので、
こちらにお問い合わせください。
電話番号 0120-565653(フリーダイヤル)
【9時~21時まで】
診断してないけど職場や学校はいつから行ける?
コロナ疑いで電話相談をしたけれど、
医療機関の受診が必要ない場合や、
検査を受ける必要がないとされた場合、
PCR検査で陰性だった場合などには、
職場や学校にはいつから行けるでしょうか?
日本渡航医学会/日本産業衛生学会より、
下記の指針が出ています。
【発熱や風邪症状など体調不良者の職場復帰目安】
下記 (1)と (2)の両方の条件を満たすこと
(1)発症後に少なくても 8 日が経過している
(2)薬剤*を服用していない状態で、
解熱後および症状**消失後に少なくても3日が経過している
*解熱剤を含め症状を緩和させる薬剤
**咳・咽頭痛・息切れ・全身倦怠感・下痢など
自宅で安静にしながら、
上記を満たした場合には、
職場へ復帰する目安としています。
ただ、体調が悪化したり、
良くならない場合には、
再度、かかりつけ医や、
相談窓口への電話をしましょう。
検査が陽性なら入院?
検査が陽性であった場合でも、
重症度や医療提供体制との兼ね合いで、
入院に至らない場合もあります。
その場合には自宅療養やホテル療養を、
することになる場合もありますが、
都道府県の自治体ごとに異なっています。
重症化する割合はどれくらい?
入院が必要とされる重症者ですが、
中国では、20年2月11日までに、
感染が確認された約44.000人のうち、
息苦しさなどがない「軽症」が80%以上、
肺炎や呼吸困難など「重症例」は20%未満
とされています。
日本国内では、世界最高レベルの医療体制で、
全力を挙げて対応してきているため、
重症化や死亡する人は、他国と比較し、
低くなっています。
重症化の割合は『約1.6%』です。
ただ、懸念されているのは、
入院が必要な陽性者においても、
医療提供体制が間に合わずに、
残念ながら自宅で亡くなる方が、
相次いでいるのも事実です。
コロナ 入院待機中の高齢者
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) May 5, 2021
自宅などで死亡相次ぐ 大阪や兵庫
危機的な医療提供体制が続く大阪府の吉村知事は「今の措置を緩めたり、解除したりするのは難しい」と、現状では緊急事態宣言の解除は難しいという認識を示しました。 https://t.co/AdeLKQJgf9
このため、一般医療を制限して、
コロナ病床を確保する動きも出ています。
<新型コロナ>患者急増に備え 埼玉県が病床増へ方針 緊急時、一般医療の制限を前提に病床確保へhttps://t.co/tEvwI0IKTx
— 埼玉新聞社 (@saitamanp) May 1, 2021
#埼玉県 #新型コロナウイルス #COVID19 #新型コロナウイルス患者 #医療提供体制 #大野元裕 #一般医療を制限 #新規陽性者 #医療機関 #宿泊療養施設 #感染症対策課
変異株も報告されている中ですが、
政府や厚生労働省も具体的に、
医療提供体制の維持確保に、
全力を挙げています。
(参考)
新型コロナウイルス感染症に伴う
医療関連の支援の全体像
自宅療養のポイント8つ!
ご家族の中で感染が疑われた場合は、
下記の8つのポイントをご注意下さい。
参照) 一般社団法人 日本環境感染学会
部屋を分ける
感染の疑いのある方は、
出来るだけ個室で過ごしましょう。
部屋を分けられない時は、
仕切りやカーテンを設置して、
2メートル以上の距離を、
保つように心がけましょう。
同じ部屋で寝なければならない時は、
お互いの顔が近づかないように、
互い違いになるようにしましょう。
お世話をする人は一人が望ましい
お世話をする人に感染するリスクがあるため、
出来るだけ一人ですることが望ましいです。
持病のある方や、糖尿病の方、
免疫の低下した方や、妊婦の方は、
お世話をするのは避けましょう。
マスクをつける
出来るだけマスクは、
全員がつけましょう。
使用して汚れたマスクは、
他の部屋には持ち出さないこと。
マスクを外す際には、ゴムひもをつまみ、
表面には触れずに廃棄しましょう。
(ビニール袋で密閉する。)
マスクがない時やマスクの着用に、
耐えられない場合に、
咳やくしゃみをする時は、
ティッシュなどで口と鼻を、
覆いましょう。
こまめなうがい手洗い
こまめに石鹸で手を洗い、
出来ればアルコール消毒もしましょう。
ウィルスのついた手で、
目や鼻や口などを触ると、
粘膜を通して感染することがあります。
喚起をする
可能な限り、30分に1度は、
喚起をしましょう。
1回当たり数分程度を目安に、
部屋の空気が入れ替わるように、
出きる限り、2方向の窓を、
開けましょう。
エアコンや換気扇を使っても構いません。
共有部分を消毒する
症状のある方と部屋を分けたとしても、
トイレやお風呂、洗面台は、
共有しますよね。
ウィルスは物についても、
しばらく生存しているため、
ドアノブや蛇口などに、
ついている可能性があります。
0.05%次亜塩素酸ナトリウム(薄めた漂白剤)で、
拭いた後に、水拭きか、
アルコール消毒をしましょう。
また、タオルについては、
別々のものを使用する様にしましょう。
ただし、洗濯や使用した食器などは、
分ける必要はありません。
一緒に洗って構いません。
汚れた衣服を洗濯する
汚れた衣服を取り扱う際は、
手袋とマスクをつけて、
洗濯をしましょう。
洗剤は一般的な家庭用洗剤で、
構いません。
※ 糞便中にウィルスが
見つかる場合がありますので、
下着や汚れものの片づけは、
注意しましょう。
お風呂は最後に入ることがおすすめです。
ゴミは密閉して捨てる
鼻をかんだティッシュは、
すぐにビニール袋に入れて、
密閉して捨てましょう。
室外に出す時は、
密閉した状態で捨てて下さい。
自宅療養時の便利物リスト
・次亜塩素酸ナトリウム(いわゆる塩素系漂白剤)
(ドアノブ等の殺菌用に)
・使い捨てのマスク
(取り外すときは、ゴムひもをつまむ)
・ビニール袋
(ゴミは直接触らずに、袋に入れます。)
・防護服
(ゴミ袋から手作りでも良いです。)
・防護メガネ
(目の粘膜からの感染予防のため)
入院ホテル療養時の便利物リスト
・保険証
・病院の診察券
・服用しているお薬
・お薬手帳
・体温計
・服
・パジャマ
・下着、靴下
・スリッパ
・現金
・ビニール袋
・タオル(バスタオル、フェイスタオルなど。)
・使い捨てのマスク、ビニール手袋
・ティッシュペーパー
・ボールペン、メモ帳
まとめ|コロナ感染時の対策をしておきましょう。
新型コロナウィルスに感染したら、
どうすべきかについてご紹介致しました。
最後までお読み頂き誠にありがとうございました。