幼いころから「天才子役」と言われ、その演技力で注目度や評価が高かった芦田愛菜さん。
大学生となった今も、ドラマ、バラエティ、CMとマルチな活躍を続けています。
そこで今回は、芦田愛菜さんの演技力について調べてみました。
また、最近では「令和の吉永小百合」と呼ばれることも。
なぜ、そのように呼ばれるのか、その理由についてもお伝えしていきますね。
芦田愛菜の演技は上手い?
芦田愛菜さんの演技はうまいと評判です。
それは、2010年の日本テレビ系ドラマ『Mother』での素晴らしい演技がきっかけでした。
芦田愛菜さんが、芸能活動を始めたのは2007年、3歳の時でした。
お母さんに「オーディションを受けてみない?」と勧められたのが、その始まり
だったそうです。
ご両親の教育方針で、2歳の頃から絵本の読み聞かせをされていたという芦田愛菜さん。
これがきっかけで絵本が好きになり、3歳の頃には平仮名をマスターしていたとか。
そして、見事オーディションに合格し、芸能界に入りました。
もっとも、このようなエピソードを聞くと、3歳でオーディションに合格したのも当然という感じがしますね。
その後、2009年3月2日、3分ドラマ『ABC家族レッスン ショートムービー2”だいぼーけんまま”』で子役デビューを果たしました。
このドラマの特筆すべきところは、出演する子役全員がオーディションで選ばれたという点です。
芦田愛菜さんは、2009年度版の第1話の子役に選ばれました。
そして2010年、芦田愛菜さんの認知度が飛躍的に高まるドラマに出会います。
そのドラマとは、日本テレビ系『Mother』でした。
このドラマのオーディションの参加資格は、7歳。
当時5歳の芦田愛菜さんには、参加資格がありませんでした。
しかし、所属事務所から「ダメもとでいいから」と推薦されて、オーディションを受けたのです。
その結果「台詞・質疑応答」が明らかに他の子供とは異なっていたことから、高い評価を受けました。
台詞回し、表情、仕草に独特のテンポとクセがあり、面白い演技をしていたというのです。
そして、ドラマのキャスティング担当者と脚本家との協議により、出演が内定しました。
芦田愛菜さんのキャスティングが決定し、背格好や話し方に合う形で役の設定と脚本が一部変更されたそうです。
このドラマがきっかけで「天才子役」と言われるようになった芦田愛菜さん。
この『Mother』をはじめとした芦田愛菜さんの名演技については、次の章でお伝えします。
芦田愛菜の名演技とは?
2010年放送のテレビドラマ『Mother』で、母親からネグレクトを受ける少女を演じた芦田愛菜さん。
その演技は一躍話題を呼び、「第65回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」など新人賞を多数受賞しました。
5歳の子供が、あの台詞を覚えたり、細かな表情変えを現場で演じるのは到底不可能と言われたほどです。
脚本を担当した方は「技術ではないし、5歳の芦田愛菜ちゃんがどんなふうに感情を作ったのかもわからない。
あれはすごかった」と話しています。(『CREA』2018年11月2日付記事)
このドラマは芦田愛菜さんにとっても、とても意味のある作品だったようで、次のように語っています。
「本当にその時は監督や助監督さんに叱られてばかりの毎日だったんですが、そんな『Mother』という作品にお芝居との向き合い方を教えてもらって、今日まで続けてこられたような気がしています。」
出典:https://news.mynavi.jp/article/20230202-2582507/
さらに、子役・芦田愛菜さんの評価を決定づけた、2011年放送のフジテレビ系ドラマ『マルモのおきて』。
家族の絆の大切さが描かれたこの作品で、芦田愛菜さんは双子のきょうだいを演じています。
姉として気丈にふるまう中にも、ふと寂しさをのぞかせる難しい役柄でした。
子供らしく泣いたり、笑ったりと、表情豊かに役柄を演じる芦田愛菜さんの演技力に引き寄せられた視聴者も多かったようです。
また、共演の鈴木福さんと共に歌った主題歌『マル・マル・モリ・モリ!』が大ヒット。
日本レコード大賞の特別賞を受賞するとともに、『第62回NHK紅白歌合戦』にも出場しました。
こうして芦田愛菜さんは「天才子役」であるだけではなく、歌のヒットにより「国民的アイドル」にもなったのです。
こんな芦田愛菜さんは、かなりの努力家でもあります。
撮影が始まる前に、家で脚本を徹底的に読み込むとか。
そして「自分が演じる人物は何者なのか」を把握した上で、撮影現場に入ってくるそうです。
今まで、子役で有名になった方はたくさんいました。
しかし、子役でここまでできるのは、芦田愛菜さん以外にはいないのではないでしょうか。
そして2023年、大学生になった芦田愛菜さんは、日本テレビ系ドラマ『最高の教師1年後、私は生徒に■された』に出演。
クラスでいじめ被害に遭う女子生徒を演じました。
およそ5分半の長ゼリフをしゃべるシーンを演じる芦田愛菜さんには、SNS
などで感嘆する声が数多く寄せられました。
このドラマは、加藤清史郎さんや山下幸輝など期待の若手俳優たちが集まった才能の原石ドラマと言われています。
その中でも、「圧倒的な演技力を放った芦田愛菜さんがズバ抜けていた」という声が多かったとか。
最後にご紹介するのが、TBS系ドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』です。
2024年1月~3月に放送されたこのドラマで、西島秀俊さんとのW主演が話題になった芦田愛菜さん。
芦田愛菜さんは、市役所に勤務する20歳の女性を演じ、役の上でも子役から成長した姿を見せてくれました。
共演の西島秀俊さんも「数秒で見ている人を惹きつける」と、芦田愛菜さんの演技を絶賛しました。(2024年3月16日放送『王様のブランチ』)
芦田愛菜は令和の吉永小百合!?
若手ながら、聡明で凛とした気品を感じさせる芦田愛菜さん。
まさに「才色兼備」という言葉がぴったりの方です。
芦田愛菜さんほど国民からの好感度が高い女優さんと言えば、吉永小百合さんが思い浮かびますね。
吉永小百合さんは早稲田大学に通いながら芸能活動を続けました。
一方、芦田愛菜さんは、慶応大学に進学後、ドラマやバラエティと、テレビで見かける機会がグッと増えました。
確かな演技力と聡明さといった魅力で、大学生になってさらに存在感を増している芦田愛菜さん。
芸能活動の傍ら、しっかり勉強にも取り組んでいることがうかがえるエピソードも。
もともと読書が好きな芦田愛菜さんですが、最近は読書の時間をまとめて取るのがなかなか難しいそうです。
そこで今は「15分だけ早く起きて、興味がある絵画や美術の本を読んで、少しでも知識を広げていきたい」と意欲を見せています。
出典:https://mezamashi.media/article/15112664
忙しい中でも、読書や教養を身につけるための時間も作っているようです。
優等生らしい芦田愛菜さんならではの取り組みですね。
国民からの好感度が高く、大学生活と芸能活動を両立させている。
芦田愛菜さんと吉永小百合さんの共通点は、これら以外にもあります。
それは大人になっても、清潔感や聡明なイメージを持ち続けていること。
それゆえに、お二人ともCMなどで重宝されているのでしょう。
芦田愛菜さんは、高校時代は学業を優先してきました。
そして大学生になった今、知性と品性を備えた『令和の吉永小百合』になる可能性は大いにあるのではないでしょうか。
まとめ:芦田愛菜の演技はうまい?視聴者を惹きつけた名演技とは?
幼いころから天才子役として、抜群の演技力で映画やドラマで存在感を発揮してきた芦田愛菜さん。
高校時代は学業を優先して芸能活動を控えてきましたが、大学生となった現在、より活動の幅を広げています。
今も清潔感や聡明なイメージを維持している点などを踏まえると、芦田愛菜さんが『令和の吉永小百合』となる可能性は十分と言えるでしょう。
これからどんな女優になっていくのか、成長が楽しみですね。