誰もが発信媒体を持てる、
SNS全盛の時代ですが、
中年男性のSNS上における、
マウンティングやバッシングで、
場が荒れることが指摘されています。
AERAdot.で紹介をされていた書籍の
『日本が壊れる前』では、
独り身の女性などに続いて、
『中年男性』が次なる貧困リスクを、
抱えているのだとか。
なぜ「中年男性」が貧困リスクがあるのか、
どうすれば、そこから抜け出せるのか、
ネット民の反応はいかなるものか、
自身も「中年男性」の一人として、
考えをご紹介しています。
リアルで勝ち目のない中年男性
冒頭でご紹介をした様に、
中年男性が、SNS上で、
荒れているといいます。
「ナリタタイシンだ！」という叫び声が聞こえたので慌てて駆けつけると、「(正社員に)成りたい一心だ！」と職安で全裸の中年男性が必死にアピールしていたが言ってる事とやってる事が全く一致していないので…
— unemployer (@the_unemployer) April 26, 2021
この理由について見て見ると下記の通り。
『もうリアルでは勝てないから』
という。
何とも痛烈な言葉ですよね。。
著者の中村敦彦さんが、
その様に感じた背景は、
『介護現場で使えない中年男性の存在』
が理由だと言います。
介護の仕事は、この20年間は、
失職した方々の、ある意味で、
受け皿として機能していたそう。
ところが、中年男性たちが、
『ずば抜けて使えない』という、
危機的な状況に直面したのだとか。
長らくケアをされて育った世代のため、
他者のケアをするということが、
全くできないということの様ですね。
ちなみに、団塊Jr世代というと、
1971年生まれから1974年生まれの世代。
2021年現在だと46歳から49歳と、
40代後半の方々となっています。
たしかに、何らかの事情で、
新たに、介護の仕事に対して、
就くことになったとしたら、
キツイ部分はあるのかなと、
正直、思いますけどね。
ネット民の反応は？
中年男性が、次なる貧困リスクに、
さらされていて、SNSでは、
マウンティングしてるとの記事に対し、
ネット民の反応はいかがでしょうか？
■ほんまや
コロナ禍以降ほんとに思う
47歳、もう老害です(笑)
そっと消えよかな全SNSから■まあね。
Twitter
たしかに、思い当たる方々も、
いらっしゃる様ですね。
紆余曲折合って、
「リアルでは勝てない」
ということなんでしょうか。。
一方で、目立ったのが次の反応です。
■すごい！！！データもなしで
「中年男性は介護現場では使えない」 とかかいってるのすごーい。
ここまで「中年男性」ってだけで
差別しても問題にならない
中年男性すごーい！！！！■なんなんだこの地獄のような記事は...。
■もうただの男性差別じゃねーか
Twitter
こちらも真っ当な反応で、
中年男性に対する差別じゃないかと。
社会で活躍をされている中年男性も、
たくさんいらっしゃることは、
間違いないですからね。
一部を切り取っている感は、
ありますよね。
リアルで中年男性はどうするか？
実際に、介護現場に出て、
明日から仕事をして下さいって、
言われたら、正直、戸惑います。
子供のおむつ交換や、
お風呂は入れますけど、
他者の対応なんて、
したことがない訳ですからね。
また、会社員生活も、
かれこれ10数年経てば、
出世できるかどうかや、
組織の中での立ち位置など、
ある程度、見えますから。
そこで、「リアルで勝てないかな？」
と思うのは、ごくごく自然なこと。
そんなときに大事なことは、
『ねばならない』に縛られないこと。
かなーと。
別に、リアルで勝てないからって、
SNSで顔が見えないからって、
強がらない。
「男たるもの強くなければならない！」
みたいに思ってしまって、
ヘンに、SNSで強がってみても、
分かってしまうものなんじゃないでしょうか。
そんなことをするよりは、
SNSの無限の『繋がり』に、
もっと目を向けたら良いし、
そこから、リアルに、
楽しいポジティブな関係を、
築いて行けるのが今の時代。
今も闘ってる最中の中年男性は、
勝負の世界で闘うのは良いけれど、
会社の世界で厳しくなったなら、
別の道を探すのも良いのかなと。
仕事は生活のためには必要だから、
働かなければならないけれど、
ヘンに強がるのは疲れるだけです。
■働くために健康であること
■生活のため家事もすること
■交流のため対話をすること
(リアルもSNSも)
上記の3つが出来るように、
毎日を心掛けていれば、
あとはご自身の楽しいことを、
求めていけば良いのかなと。
そんなことを感じた次第です。
せっかくだから、
紹介されていた本のリンクを、
貼っておきますね。
私も読んでみようかな。
まとめ｜団塊Jr世代は家事もできる様に！
中年男性の貧困リスクの記事の内容と、
回避するにはどうするべきかを、
考えて見ました。
■中年男性の貧困リスクの背景は
仕事で使えないため。
■まずは仕事をするため健康であること
自活できる力を養っておくように、
現状を顧みてみること。
■社会的に孤立してしまうと
仕事をしにくくなるため、
他者との交流を持つこと。
最後までお読み頂き誠にありがとうございました。