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小林鷹之・コバホークはどんな人物?自民党総裁選に出馬!評判や勝つ見込みは?

9月27日に投開票される自民党の総裁選挙。

この総裁選へ真っ先に立候補を表明したのが小林鷹之・前経済安全保障相です。

自民党内では若手のホープとして知られている方ですが、一般的な知名度は高いとは言えません。

そこで今回は、小林鷹之氏とはどんな人物なのか、詳しくお伝えしていきます。

また、小林鷹之氏が総裁選で勝つ見込みについても、調査してみました。

小林鷹之はどんな人物?

小林鷹之氏は、1974年11月29日生まれ、現在49歳です。

サラリーマン家庭の長男として誕生した小林鷹之氏。

小さい頃からスポーツ好きの活発な少年だったようです。

小学生の時、38度超の熱を出しながらも、校内マラソン大会で1位をとるほどの負けず嫌いでした。

その後、私立開成中学校・高等学校へ進学。

中学3年時に生徒会長を務めました。

中高時代はバスケットボール一筋で、東京都大会でベスト16まで進みました。

高校卒業後、東京大学文科Ⅰ類(教養学部)に入学。

在学中はボート部に所属し、4年時に主将を務めました。

生徒会長、ボート部主将など、当時からリーダーシップがあったようですね。

1年間留年後、法学部を卒業。

大学卒業後、1999年に大蔵省(現財務省)に入省し、理財局資金第一課に配属。

その後、米国のハーバード大学ケネディ行政大学院に留学し、公共政策修士の学位を授かります。

2003年から2006年まで再び財務省に勤務。

2007年から2010年までは、在アメリカ合衆国日本国大使館で書記官を歴任し、同年4月に退官しました。

その頃、日本では2009年に政権交代で鳩山由紀夫内閣が成立。

当時、米国で書記官だった小林鷹之氏は、日米関係が崩れているのを見て危機感を覚えたそうです。

そして、当時の自民党総裁・谷垣禎一氏に思いを綴った手紙を送りました。

同時に、同党の衆議院千葉県第2区選挙区の候補者公募に参加。

そして、2010年6月23日、自民党千葉県第2区選挙区支部長に就任します。

2012年12月の衆議院議員総選挙に千葉2区から立候補。

自民党の公認と公明党の推薦を得た上での、立候補でした。

日本維新の会や、民主党に新人ら5人の混戦となりましたが、小林鷹之氏はみごと初当選を果たしました。

2014年12月、衆議院総選挙で維新の党の新人と、日本共産党の元県議らを破り、再選。

2021年10月4日に発足した第1次岸田内閣で内閣府特命担当大臣(科学技術政策・宇宙政策担当)として初入閣しました。

現在4期目です。

ところで、小林鷹之氏のあだ名「コバホーク」はどこから来たのでしょうか?

英語で「鷹」を「ホーク」と言うことから付いたあだ名とか。

ご本人も気に入っているあだ名だそうですよ。

カラオケの十八番は、郷ひろみさんの『億4千万の瞳』、お昼にはバリカタラーメンを食べることが多いと言う。

エリートの意外な一面が見えたようで、ちょっと微笑ましいですね。

小林鷹之の政治家としての評判は?

自民党内で若手ホープの一人とみられている小林鷹之氏ですが、知名度不足が課題とされています。

では、政治家としての小林鷹之氏の評判はどうなのでしょうか? 

小林鷹之氏は、財務省出身の政策通で、保守的な政治信条で知られています。

2021年9月の自民党総裁選では、同じく保守を自認している高市早苗氏の推薦人になっています。

従って、保守派の政治家たちからの評判は高いようです。

今回の総裁選で、小林鷹之氏を主に支援しているのも旧安倍派の中堅・若手議員たちです。

旧安倍派と言えば、保守路線をリードしてきた保守本流の派閥でした。

しかし、安倍派は解散し、100人近い所属議員が漂流する中、新たな結集軸を模索しています。

「安倍派が重視した保守政治が後退すれば、憲法改正や男系皇位継承維持などの政策に悪影響を及ぼしかねない。」

このように考えた旧安倍派の議員たちが、保守派の小林鷹之氏のスタンスに共鳴したと見られています。

8月19日に行われた出馬表明の記者会見に同席した顔ぶれは、旧安倍派の議員が半数近くを占めたのです。

同席者の1人、福田達夫元総務会長は次のように語っています。

「仲間で話をする中で、自然と『小林がいい』という話になってきた。

同期も、期が違う人もいる。

先輩の方々にもいろいろ話をしている中で、今回小林を押し出そうというふうになった。」

ところで、各新聞社が主な政策に関して、議員たちにアンケートを依頼しています。

これらのアンケートに対する小林鷹之氏の回答をまとめてみました。

憲法改正

2021年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答。

普天間基地の辺野古移設問題

2021年の毎日新聞社のアンケートで「政府が埋め立てを進めるのはやむを得ない」と回答。

原子力規制委員会の審査に合格した原子力発電所は運転を再開すべき

2017年の朝日新聞社のアンケートで「賛成」と回答。

選択的夫婦別姓制度の導入

2021年の日本テレビのアンケートで「反対」と回答。

同性婚を可能とする法改正

2021年の日本テレビのアンケートで「反対」と回答。

いずれの回答も、保守派の議員らしい回答と言えるのではないでしょうか。

小林鷹之が総裁選に勝つ見込みは?

いち早く総裁選に名乗りを上げた小林鷹之氏が、総裁選に勝つ見込みはあるのでしょうか。

このことに触れる前に、他の主な立候補者の強味や弱みについてまとめてみました。

小泉進次郎元環境相(43歳)

小林鷹之氏の最大のライバルとされています。

若さと、どの議員も「選挙に応援に来てもらいたい」と願う知名度の高さが強味です。

菅義偉元首相の強い後押しがあり、子育て中のパパで、デジタルや環境政策にも明るいです。

その反面、経験が少なく、若者には人気の「小泉構文は薄っぺらい」という印象がついてしまっているのが弱点とされています。

他候補たちとの論戦を通じて「何だか面白い」だけではない政治家としての真価をアピールできるかが問われています。

石破茂元幹事長(67歳)

防衛、農水など閣僚や党の要職を歴任し、安全保障や農政に明るいのが強みです。

国民人気はトップクラスですが、5度目の挑戦で策新感に乏しく、党内不人気はこれまでと変わっていません。

1回目投票で1位になっても、決戦投票で逆転される可能性が依然として残っています。

河野太郎デジタル相(61歳)

「有事の今こそ、河野太郎」のキャッチフレーズは明快。

経験豊富で裏金議員にも厳しい姿勢をとっているのが強味とされています。。

ただ、懸念事項があります。

それは、SNSの「ブロック」「所管外」発言や、主導した「マイナ保険証」の評判の悪さです。

派閥のトップ、麻生太郎副総裁の理解を得て、一定の支援が見込めます。

しかし、前回総裁選のような「小石河野」連合が組めないのが苦しいところです。

高市早苗経済安保相(63歳)

閣僚、党務とともに経験が豊富で、「女性」という新鮮度があります。

しかし、安倍元首相という後ろ盾がなくなり、マスコミは前回ほど高市氏に注目していません。

ネット上では「ブレない高市さん」として人気があるようです。

次に、小林鷹之氏の強みと弱みを見ていきましょう。

小林鷹之氏には、若さ、爽やかさ、華麗な経歴があり、旧二階派、旧安倍派や麻生派からも支援が見込まれます。

しかし「ChatGPT」と揶揄された刺さらない言葉、重要閣僚の経験がゼロ、知名度不足という弱点があります。

また、若さでは43歳の小泉進次郎氏に勝てませんし、保守層は高市早苗氏とかぶってしまいます。

マスコミの政治記者たちによると、上位2人による決選投票が予想されているとか。

上位に残ると見られる有力候補が、小泉氏、石破氏、小林氏と言われています。

現状で言えば、小泉氏と石破氏が先行し、それを小林氏ら他の候補が追うという構図のようです。

もっとも、決選投票になると国会議員票のウェイトが高くなり、2位3位連合などの動きが出ると、分からなくなるかもしれません。

また、小林鷹之氏については「出ることに意義があり、もし負けても、次への大きなステップになる」と見る無派閥議員もいるようです。

まとめ:小林鷹之・コバホークはどんな人物?

自民党では、選挙に弱い中堅や若手が総裁の若返りを求めています。

その多くが支援するのが、小林鷹之氏です。

知名度こそ低い小林鷹之氏ですが、総裁選を制することができるのでしょうか。

それとも別の候補が総裁の座を勝ち取るのでしょうか。

9月27日の総裁選に注目ですね。

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