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湯浅亜実(B-Girl Ami)はどんな人物?腹筋の鍛え方は?!オリンピック新競技ブレイキンで優勝!?

アメリカのストリートカルチャーとして発展してきた「ブレイキン(ブレイクダンス)」。

今年のパリオリンピックに、ダンススポーツ競技種目として正式に採用されたことで、注目が集まっています。

実はブレイキンで世界のトップクラスに君臨するのが、日本の2選手、湯浅亜実選手と、福島あゆみ選手です。

特に、2022年の世界選手権を制した湯浅亜実選手には大きな期待が寄せられています。

そこで今回は、湯浅亜実選手について調査してみました。

彼女の腹筋トレーニング方法や、オリンピックで優勝する見込みについてもお伝えしていきます。

湯浅亜実(B-Girl Ami)はどんな人物?

埼玉県出身の湯浅亜実選手は、小学1年生の時にヒップホップを始めました。

4歳上のお姉さん、湯浅亜優選手の影響が大きかったようです。

その湯浅亜実選手がブレイキンに出合ったのは、10歳の時。

いつものヒップホップクラスの休講時にたまたま参加したのが、ブレイキンのレッスンだったのです。

その時湯浅亜実選手の心を震わせたのが、「ウィンドミル」という大技でした。

「ウィンドミル」は、床に背中をつけて風車のように足を回転させる、ダイナミックな動きのダンスです。

ブレイキンと言えば、この動きを思い浮かべる人も多い代表的な大技とされています。

遠心力などを利用した動きで、「パワームーブ」とも呼ばれていますね。

「私もあれがやりたい!」

湯浅亜実選手は、本格的にブレイキンのスクールに通い始めます。

「週に3、4回のレッスン以外にも、毎日のように練習していました。

すごく夢中でやって、いつもあざだらけでした。」

湯浅亜実選手が個人練習をしていた場所は、何と、アスファルトの上!

「スタジオでなくても、家の前の道に段ボールを敷いてひたすら練習していました。

アスファルトの上でウィンドミルとかも、あざだらけになりながらすごく楽しくやっていましたね。」

本当にブレイキンにのめり込んでいたんですね。

さらに、次のような驚くべきエピソードが!

「あざだらけでジーンズが履けなくなるんです。

固いデニムが触れるのが痛くて、スウェットでないと学校に行けないくらい。

それでも、あざの上をさらに打ちつけながら練習していたから、よっぽど好きだったんだろうと思います。」

しかも、誰に言われたわけでもなく、自主的にやっていたのだから驚きです。

ただ、このような猛練習が、今日の湯浅亜実選手を作ったことは間違いないですよね。

そして、15歳になり、その情熱が「ダンスバトル」に向けられるようになります。

「ダンスバトル」とは、その場で流れた音楽に合わせて1対1やチーム戦で、ダンスを披露し合うもの。

15歳の少女にとって、家族のサポートなしでは続けることができなかったそうです。

深夜3時まで練習していた湯浅亜実選手を車で送り迎えしてくれたのが、お母さんだったとか。

その後、高校、大学も放課後にダンス漬けという日々を過ごします。

こんな湯浅亜実選手ですが、現在の練習はもっぱら昼間。

早起きして、朝しっかりストレッチをして練習に行くそうです。

ブレイキンは筋肉がついて体が硬くなり、怪我が増えがち。

そんな怪我を防ぐためにも、ストレッチは欠かせないそうです。

外見の華やかさとは裏腹に、堅実に練習を重ねるストイックな方なんですね。

ところで、ブレイキンはオリンピック種目となってから、カルチャーとしてのダンスから、ダンススポーツへと変化しました。

「今までは自分のダンスを追求することに集中できていたものが、一変してしまいました。

どんなに『うまくいった』と思っても、結果は違ったりする」と語る湯浅亜実選手。

常に敗北と背中合わせの厳しい世界で、戦い続けようとする彼女が出した答えは「後悔できないくらい、できることをすべてやり尽くす」ことだったそうです。

自らを取り巻く環境の大きな変化に適応していくのは、並大抵のことではありませんよね。

湯浅亜実(B-Girl Ami)の腹筋トレーニング方法とは?

「ブレイキンに必要なことは、体幹を鍛えること」と語る湯浅亜実選手。

体幹がないとブレてしまうので、腹筋運動は欠かせないそうです。

特に回転技は軸がないとブレて暴れているように見えてしまうので、体幹が大切だとか。

普段から自宅でトレーニングをしているそうですが、新型コロナの自粛期間中に倒立をしながら腹筋を鍛えるようになったとか。

ちなみに、倒立しながらTシャツを着ることもできるそうですよ。

信じられないほどの筋肉量ですね。

さて、湯浅亜実選手が特に効果的だと感じているトレーニングの一つに「プランク」があります。

「プランク」とは、腹筋や背筋など体幹の筋肉を総合的に鍛えるトレーニングで、腹筋の強化に非常に有効です。

やり方は、うつ伏せになった身体を前腕・ひじ・つま先で支え、姿勢をキープして体幹部の筋肉に負荷をかけるもの。

湯浅亜実選手は、このプランクを5分(!)は維持しているとか。

他にも、「ロシアンツイスト」や「バイシクルクランチ」などの動的エクササイズも取り入れているそうです。

ロシアンツイスト 👆

バイシクルクランチ 👆

これらのトレーニングを組み合わせることで、全体的な腹筋力の向上を図っているのです。

また、どれだけ腹筋を鍛えても、体脂肪が多いと、外見からは腹筋が見えなくなってしまいます。

そこで湯浅亜実選手は、体脂肪を増やさないために食事制限をしています。

また、体が重いと技に影響するため、常に軽く動けるようにしておくことも大切だそうです。

食事は基本、自炊。

鶏胸肉を使った鍋などをよく作るとか。

糖質や脂質に気を付けたり、タンパク質をしっかり摂ることを心がけているそうです。

特に大会が近くなったら、「スイーツとお酒」を抜くことを徹底しています。

その期間は、ひと月から2か月間に及ぶこともあるといいます。

「自分を追い込んで、やり抜いた後だと、勝っても負けても、『これからお酒とスイーツだ』って達成感があって。

大好きなモンブランを食べるのを楽しみに、頑張っています」と語っています。

自分を厳しく律しながら、大会に備えているんですね。

湯浅亜実(B-Girl Ami)がオリンピックで優勝する見込みは?

湯浅亜実選手は、福島あゆみ選手と共に、パリオリンピックの日本代表に選ばれています。

長年世界のトップクラスに君臨する湯浅亜実選手が、オリンピック初代女王の座をつかむことができるのか注目が集まっています。

2019年と2022年の世界選手権を制した湯浅亜実選手。

流れるようなダンスが持ち味で、「フットワーク」や「ウィンドミル」などすべての要素を高いレベルでこなせるオールラウンダーです。

2021年の世界選手権を制した福島あゆみ選手と並んで、オリンピックの優勝候補であることは間違いありません。

流麗な動きを重視する湯浅亜実選手に対して、独創性とフットワークの多彩さで攻める福島あゆみ選手。

唯一無二のパフォーマンスが光る2人のスタイルは、オリンピックでも注目の的となるでしょう。

この2人に対抗するのが、ブレイキン界の新鋭たちです。

中華人民共和国のリウ・チンギ選手(18歳)は、2022年の世界選手権で準優勝。

2023年には、湯浅亜実選手を破ってBfGワールドシリーズ初戦の北九州とモンペリエで優勝しました。

17歳のリトアニア代表のドミニカ・バネビッチ(Nicka)選手は、2023年の世界選手権で福島あゆみ選手を破って優勝しています。

彼女の個性、音楽に対する鋭い耳、効果的な動きは観客を魅了しました。

その他には、イタリアのAnti選手や、フランス代表のSyssy選手などがライバルとして挙げられています。

Anti選手 👆

Syssy選手 👆

まとめ:湯浅亜実(B-Girl Ami)はどんな人物?

「ダンススポーツになっても、自分のやることは何も変わらないと思って。

どのステージになろうと、やりたいのは自分のダンス」と湯浅亜実選手は語っています。

オリンピックを通して、ブレイキンを色々な人に知ってもらえて好きになってくれたらうれしい」とも言っています。

オリンピックでの湯浅亜実選手の活躍を期待したいですね!

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