2004年、原宿でスカウトされて芸能界デビューした吉高由里子さん!
とってもキュートで美しいルックスと明るいキャラで大人気です。
これまでも数々の映画やドラマ・CMなどにも出演するなどで大忙し…
そんな吉高さんですがお芝居の経験があった訳でもないのに、
デビューしてすぐに映画に出演したり主役に抜擢されたりするなど不思議な女優さんです。
そこで今回は吉高由里子さんの演技力は実際のところ上手いか下手か?
なぜ主演女優として人気が続いているのかを検証してみたいと思います。
吉高由里子の演技力は上手いか下手か?
名前:吉高由里子(よしたか ゆりこ)
本名:早瀬由里子(はやせ ゆりこ)
生年月日:1988年7月22日
年齢:34歳
出身地:東京都
身長:161㎝
血液型:O型
職業:女優
ジャンル:ドラマ、映画、CM
活動期間:2004年~
事務所:アミューズ
それでは、吉高由里子さんの出演作を追いながら演技力に注目してみようと思います。
吉高由里子さんがスクリーンデビューしたのは、
2006年の映画『紀子の食卓です』
出典:https://motion.nowtice.net/s/吉高由里子/wid08760/
吹石一恵さん演じる島原紀子の1歳年下の妹役で島原ユカを演じています。
田舎暮らしで都会に憧れる姉妹。
姉が他の街に暮らす同世代の女子たちと交流するうちにやがて失踪!
妹も姉の後を追い家出をして上京してしまった。
個性が爆発した強烈度100%とも言われたこの映画を観た人達からの反響は、
・デビュー初年度の演技とは思えない。天才だ!
・終盤の演技力の爆発には目を見張るものがある
・完璧に役割を演じて誰でもない誰かになっていた
・ラストの演技を観ていると涙が溢れる
・演技力の凄さは全部ラストシーンに詰め込まれている気がする
とてもデビュー作とは思えないような演技力だったみたいですね!
特に終盤の演技は相当凄かったというのが感想を読んだだけでも想像できます。
この作品で第28回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞されていますが、
この賞は多くは主演級の女優が受賞する賞だそうで…
この事実からもいかに吉高由里子さんの存在感が際立っていたかが分かります。
2年後の2008年、ダークな要素を含んだ『蛇にピアス』という映画で初主演に抜擢されます。
出典:htps://hominis.media/category/actor/post8823/gallery/?p=1
金原ひとみさんの小説で第130回芥川龍之介賞に輝いた『蛇にピアス』
これを実写化したものです。
スプリットタン(蛇の舌)の持ち主から身体を改造してみないかと誘われて、ピアスだけでなく刺青にも興味を持った主人公と人間模様が描かれています。
かなり過激なストーリーだった様子。
舌にまでピアスを開けるなど、痛みの演技にも注目されたのではないかと思います。
Twitterを覗いてみると、
・酒に溺れるところから演技が上手い
・結構過激な濡れ場なのに綺麗なのがすごい
・体当たり演技がすごかった
・体を張った(ヌード)演技に驚いた
独特な役柄を見事演じ切ったことに対して絶賛の声が上がっていますね。
この映画では、
★第51回ブルーリボン賞 新人賞
★第32回日本アカデミー賞 新人俳優賞
★第18回日本映画批評家大賞 新人賞
3つの賞を受賞されています。
演技が大変話題を呼んだことにより、ここからすでに実力派女優として注目されるように…。
1作目と2作目の映画でダークな内容を上手く演じた吉高由里子さん。
いったいこの女優はどんな人なんだろう?と興味を持つ人が急増したのは確かです。
2009年にはついに月9ドラマ『東京DOGS』にヒロインで出演!
出典:https://ameblo.jp/ktyaokkuo/entry-10406773912.html
小栗旬さん主演の刑事ドラマです。
事件の鍵を握りながら記憶を無くしてしまった謎の女を演じています。
Twitterでの反応は、
・演技がかわいい
・本領発揮していた
演技が良かったという人もいれば、
逆にこのように感じた人も…
・演技大根すぎ
・あまりの演技の下手さに驚いて見れなくなった
・セリフが棒読み
・蛇にピアスのほうが良かった
最期の感想からも分かるように、
「紀子の食卓」と「蛇にピアス」の映画での独特な役柄と比べた時に、
「東京DOGS」はあまりにも普通過ぎてガッカリしてしまった!
この点がセリフが棒読みだと言われた一つの原因だとも取れます。
演技が上手い下手には割れましたが、
「月9枠ドラマ」の出演によりさらに女優として注目されるように!
翌年、2010年には『美丘-君がいた日々-』
出典:https://cap12345.blog76.fc2.com/blog-entry-1031.html
連続ドラマ初主演を飾ります。
この時の役は不治の病に侵されながらも、どこか自由奔放…
その一方で懸命に生きようとしている美丘という名前の女子大生。
吉高由里子さんは演技に関してインタビューの中で、
「病状が悪化して壊れて行く自分を見据えつつも最期まで自身を大切にしたい彼女の想いを表現したい」
このように語っていました。
それに対して視聴者からの反応は、
・病状の変化を上手く表現している
・発作の演技はこっちまで辛くなる
・終盤の迫真の演技に魅了された
内容的にもかなり難役ですが、
中でも魂が抜けたような目から焦点が合い始めて現実に戻っていくシーンなどのように、
「目だけで明らかな変化を演じていた」と驚いた人も…。
病に侵されてしまった主人公になりきった演技が評価された証拠ですね。
もう一つの身体を張った難役といえば、
2020年の映画『君の瞳が問いかけている』
https://www.oricon.co.jp/news/2174663/full/
目が見えなくなった女性を演じています。
「目の演技」が圧巻だったと評価されただけにとどまらず、
相手役の横浜流星さんと向き合う時の「見つめる演技」に惚れ惚れしたとも…
出典:https://news.dwango.jp/moviestage/57364-2012
どんな作品の中でもそうですが、
吉高由里子さんは、セリフや行動の底に潜んでいる「葛藤」をきめ細やかに演じることにより、
大粒の涙を流すような「見せる演技」で観る者の心を揺さぶるともいわれています。
ここまで取り上げた出演作はシリアスな内容のものばかりですが、コミカルな演技では2020年放送『横道世之介』が代表的です。
出典:htps://hominis.media/category/actor/post6245/
この時に演じた役は、世間からちょっとズレた感覚の持ち主&お金持ちのお嬢様。
反響はどうだったか調べてみると収集しきれないくらい「演技が良かった」との声がたくさんです!
いくつか抜粋すると、
・お嬢様演技も可愛くて良かった
・ナチュラルな演技が良かった
・演技が逸品で最高にかわいい
・演技が観ていて嫌味がなく良い意味で間が抜けて心地よい
・演技が秀逸でお嬢様の言い回しが多発してもわざとらしさがない
・はっちゃけた演技で魅了される
・圧倒的な場面支配力を発揮している
ともすれば耳障りに取れそうな「お嬢様演技」を、ナチュラルに嫌味なく演じていたと評価されていますね!
普段から独特な雰囲気を持つ好感度大の吉高由里子さんだからこそ良い印象に変えてしまったのかもしれませんね。
この映画では、
★第68回毎日映画コンクール 女優助演賞
★第5回TAMA映画賞 最優秀女優賞
二つの賞を受賞!
そして、2014年、NHK連続ドラマ『花子とアン』のヒロインに抜擢!!
出典:https://tv-log.com/dramas/69
なんと、吉高由里子さんはオーディションなしで主役に選ばれたみたいです。
関係者がどうしても吉高由里子さんでなければダメだったそうで…
吉高由里子さんが演じた「安東はな」という女性は想像力が豊かで空想家。
「赤毛のアン」の翻訳作業を通して、明治、大正、昭和の想い出を回想しながらお話は進んでいきます。
Twitterでの反応を見ると、
・酔っ払い演技が良かった
・葡萄酒やウイスキーを飲むシーンでのグラスの持ち方がいい
この辺りはハイボールのCMとなんだか被ってしまいますね!
・左利きなのに右手の演技がすごかった
吉高由里子さんも実際に左利きなんだそうです。
だから、役柄とピッタリですよね!
・鈴木亮平との掛け合いがいい
吉高由里子さんは鈴木亮平さんや他の共演者たちとすごく仲が良く、
現場でもかなり好かれていたみたいです。
だから演技にも自然に入っていけたのかもしれません!
さらにこのような感想も、
・気が強く自己中バリキャリ女をやらせたら天下一
・可愛さ、美しさ、演技力に惹きつけられたきっかけのドラマ
・役になりきったナチュラルな演技が好き
・品があり自然体で深みのある演技
・ガサツな演技でもセクシー
このように「花子とアン」にもビックリするくらい多くの声が寄せられています。
人気女優としての地位を得られたと言っても過言ではないかもしれません。
この後、2017年、2018年、2019年と3年連続で主演ドラマ!
特に2017年の『東京タラレバ娘』は3人のアラサー女子にスポットが当てられたということで大反響を呼びました。
出典:https://mdpr.jp/tv/detail/1672459
理想を高く設定しすぎたことによって婚期を逃し…
気づけば33歳になっていた親友3人。
吉高由里子さんの役は、
東京五輪の時に建てられた表参道の古いマンションの中に事務所を構える脚本家。
Twitterでの演技の反応を調べると、
・言葉がつっかえるとこや微妙な間は演技なのか?
・芝居ではないくらいハマり役
・ちゃんとアラサー女子を演じている
・ショートカットとコミカルな演技に、可愛い、最高、一緒に飲みたい女子続出
・チャーミングで声が可愛いし演技が上手い
・表情で感情が毎回強く伝わってくる
ちなみに、2018年は『正義のセ』、2019年は『わたし、定時で帰ります』
どちらも主演を飾っています。
2020年には『知らなくていいコト』で主演!
出典:htps://news.line.me/detail/oa-shujoprime/2b7011d69092
この時に演じたのは、真壁ケイトというやり手の女性記者。
母が急死したのをきっかけに、自身の出生の謎と父の秘密に迫ります。
このドラマに関する感想を調べてみるとあまり評判は良くなかったみたいです。
吉高由里子さんの演技がどうのというより、
ストーリー自体がつまらないという意見がたくさんありました。
しかし、最終視聴率10.6%で有終の美を飾ったと言われています。
吉高由里子さんが主演だから観たという人が結構多かったのかもしれませんね。
2021年『最愛』で主演!
出典:https://news.dwango.jp/tv/65688-2111
「最愛」というタイトルだけで判断すると恋愛ドラマに思えるかもしれませんが実際はサスペンスドラマです。
吉高由里子さんが演じたのは連続殺人事件の重要参考人になってしまった実業家の女性です。
このドラマの感想をチェックしてみると、
・切ない表情や演技に心を動かされる
・日常の演技がリアルで可愛くて人間らしさを感じる
・号泣の演技に賞賛
・演技力とシナリオが秀逸すぎる
・影のある秘めたものを抱えた闇の演技が最高
ここでの演技力もかなりのようですね!
そして「最愛」は、民放連の2022年テレビドラマ最優秀賞に輝いています。
このようにいくつかの作品の中での演技力を調べてみると、
とにかく吉高由里子さんは「演技が上手い」
そんな意見が圧倒的に多かったです。
しかし、中には演技力があるのは認めるが、
こんなところが嫌いだから作品を観ないという意見も…
・我が強そう
・間の抜けた話し方
・抑揚がない
・声が好きではない
他にも、ふにゃふにゃした喋り方が嫌いという人もいらっしゃいました。
人間ですからどうしてもその俳優さんの喋り方や声が無理ってこともありますよね!
声や話し方が耳障りだという人にとっては、
演技が上手い以前に見る気がしないと思います。
吉高由里子さんは独特な空気感を持っていらっしゃるので、好き嫌いがハッキリと分かれるのは仕方がないと思います。
しかし、演技力に関しては皆さん「上手い」と認めておられるように感じました。
なぜ吉高由里子は主演女優として人気が続くのか?
吉高由里子さんは本当に主演作が多い女優さんです!
その理由として一番大きいのは、「個性派女優」として男ウケも女ウケもよくて支持されていること。
ホンワカした雰囲気の中にも芯が通っており、
シリアスな役から明るい役まで幅広く演じることができる。
そして、どんな役柄でも自分の個性にひきつけることができ、またある時は完全にその役柄になりきってしまう才能の持ち主。
そこを映像関係者から高く評価されて主演に抜擢されることが多いのではないでしょうか?
しかし、演技が上手くてもそれだけではコンスタントに主演を獲るのは難しいと思います。
やはり、幅広い年代層から愛されている女優であることも大事ですよね!
容姿や性格も当然重要になってくるでしょう。
その点、吉高由里子さんは顔が美しいのが最大の強み!
彼女のような顔がタイプだという男性はたくさんいらっしゃると思います。
吉高由里子さんは、目がパッチリというわけでもなく、
どちらかと言えばアッサリした顔立ちで周りにも居そうだけれど実際はなかなかお目にかかれない美人。
見ていても飽きないし、女性がなりたいと憧れるナチュラルで魅力的な顔と言えるかもしれません。
そんな吉高由里子さんをファッションもひっくるめてストーリーを通してずっと楽しく観ていられる。
当然演技も逸脱して上手いとくればヒロインに引っ張りだこになっても不思議ではないですよね!
その辺りを計算して主演を吉高由里子さんにしておけば、たとえ大ヒットにはならなくとも失敗することもない!との安心感もあるのかもしれません。
もう一つ、吉高由里子さんと言えば、
「相手役を際立たせて、俳優の株を上げるような演技をする」
とも言われています。
彼女が身近に感じられるような地に足の着いた人としての演技をしていることにより、
視聴者がヒロインを自分に置き換えて相手役の男性俳優と恋愛をしているような錯覚に陥ったりも‥
そうなると男性俳優さんへの注目度も上昇しますよね!
共感すればするほど多くの人がハマってさらに話題を呼んで視聴率も伸びていくことでしょう。
このように色んな要素が重なって吉高由里子さんは、主演女優として人気が続いているのではないでしょうか。
2024年放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』は紫式部を主人公とした平安時代の貴族たちのことが描かれるようです。
そして先日、吉高由里子さんがこのドラマの主演を務めることが発表されています。
脚本家の方から彼女の演技を高く買われたことによって決まったみたいですね!
具体的に言うと、
控えめな部分と奔放な部分、頼りない感じと意思が強いところ…
それらすべてが同居して素晴らしく、色んな顔になれるところが素敵なんだそうです。
ここまで認められている吉高由里子さんってやっぱりすごい女優さんですね!
まとめ|吉高由里子の演技力は上手いか下手か
吉高由里子さんが出演された作品どれをとっても、
「演技を絶賛する多くの声」が上がっています。
生まれつき演技の素質があったのではないかと思ってしまうほどです。
他にはないような魅力も備え、清楚に見えるけれど基本的には自由奔放…
時にはCMのように弾けて周りを明るく元気にしてしまうようなパワーの持ち主!
そんな意味ではギャップが激しくて不思議ちゃんとも言われているみたいですね。
一方では芯がしっかりしているので、
シリアスな役からコミカルな役までなんでもこなせてしまいます。
結果、吉高由里子さんほどコンスタントに主演ヒロインを務めている女優さんは希少だとも‥
出演するたびに知名度と高感度を上げていると言っても過言ではありません。
2024年の大河ドラマで主演を務めるだけでなく、
2023年1月からはテレビ朝日の連続ドラマ『星降る夜に』で主演されるそうです。
産婦人科医の役だそうですよ!
今後も吉高由里子さんの芸能界での勢いは続いていくのではないでしょうか。